料理の「後味」について

料理を決める「後味」とは?

私はある時、大勢の集まりで、味という点から、どんな時に行きつけの店にいかなくなるかの話を聞いた
機会がありました。そこで聞いた話は、以下のようなコメントでした。

「油が悪い店には2度と行かないな。あとでゲップをした時に気持ち悪くなる。」
「おいしくても、食べた後でもたれる感覚があると足が遠のきます」
「食べて舌がしびれるような味は好きじゃないな。」
「後で猛烈に喉が乾くと、どれだけ濃かったのだろうと心配になります。」
「食べて不快感を感じると、次にその店の前を通るだけで思い出してしまう。」

これは、私が聞いた話のほんの一部です。
実際には、接客マナーなどの話もあったのですが、私にとって味に関しての重要な部分が私の心に残りました。こうした視点から、長続きする店とそうでない店の違いを見ると、私なりに答えが見えてきました。

それは、固定客が離れる料理は、「後味」が原因でした。
そして、この後味がすっきりする方法はたった1つです。
それは、本物を正しい作り方で提供する、ということに尽きます。