ご存知ですか?


信じられないかもしれませんが、ラーメンのスープの味は麺で変わります。
ラーメンの麺は主に小麦粉とかん水を材料として作られます。
茹で上げた麺から成分がスープに溶け出すことは容易に想像できると思います。
その溶け出した麺の成分がスープの味を、まるで隠し味のように左右するのです。
ですから麺はスープの母ともいえるのです。
ラーメンの麺の主成分である小麦粉は、小麦を挽いて粉にしたものです。

小麦にはいろいろな種類があります。

<品種による分類>
SW,PH、WW,春よ恋、さぬきの夢など

<産地による分類>
カナダ産、アメリカ産、オーストラリア産、国産など

<性質による分類>
薄力、中力、準強力、強力、硬質など

一粒の小麦の中にもいろいろな部分があります。
 表面に近い部分、中の部分、胚芽に近い部分・・・

それぞれの産地の、それぞれの小麦の各部分を挽き分け、ブレンドすることで無数の
小麦粉が出来上がります。
出来上がった小麦粉はその用途によってパン用、ケーキ用、麺用と分けられます。
また、それぞれの用途の中でも数多くの種類の小麦粉が造られています。
だからラーメンの麺は、どの小麦粉を選ぶかによって麺の味も風味も大きく変わり
スープの味を左右します。
コシとかツル味という食感以上に、ラーメンは味が大切なのです。

だから、ラーメンの味を左右するのは麺なのです!